| 2013 - 05 - 18 - Sat 押忍!!!!! 前回のRAVER'S NESTでオンエアしたFN2仙人の「Wanna Be My Dream 2013」 いかがでしたか!? 箱※1の中でしたので、ちょっと聞こえ方が違っていたりしますが、 仮オケから始まったサウンドが最終的にあのように変化します! おっ、そんな事やってたの知らないって!?そもそもRAVER'S NESTって何かって!?? そんな君はココを要チェック!! ユーロバカ一代で取り上げているサウンドの未公開バージョンがオンエアされるかも! 毎月第2日曜日はRAVER'S NESTへ遊びに行こう!! \ステマ乙!/ さて、素晴らしいヴォーカルの方がレコーディングされている間に 今回はちゃちゃっとアレンジメントを進めます。 前回のサウンドはあくまでレコーディング時のガイドラインとして構成していたので 今回から本格的な音色に置き換えて、さらに新しいパートを追加して行きます。 ドラム隊
ベース 今回はFM系の音源※4を使用します! 採用理由は、単純にFM音源のベースサウンドがチョー好きだからですw おそらく3度のメシより好きです。 ヤングジ◎ンプのグラビアとFM音源のカタログが並んでたら、間違いなくカタログを手にします。 マツコDXの "DX" になぜ "7" が付かないのか※5と真剣に悩んだ事もあります。
パッド
ストリングス
ここまでの音をまとめて聞いてみましょう: ここから新しいパートを追加しませう。 ピアノ・裏拍パート これらは楽曲に疾走感を出すパートです。 裏拍とは、分かりやすく説明すると、手拍子で「1・2・3・4・」とリズムをとった時の 「・」に当たる部分を言います。 楽曲で言えば、キックが「ドン ドン ドン ドン」となっている時、「ドン」と「ドン」の間の部分が裏拍になります。ドラム隊でのハイハットのタイミングが裏拍です。 裏拍パートには、歯切れの良い音色を鳴らすとカッチリとしたリズムになっていきます。 弾むようなピアノフレーズも入れると尚◎です。 補助的なシンセパートを入れて鳴らしてみると、こんな感じになります: シーケンス・パート 次に "シーケンス音" と呼ばれる、短くてピコピコ鳴るパートを作ります。 あまり目立たないが、無いと楽曲が持ち上がってこない重要なパートです。
また時間の許す限り、自分でシーケンス音の動きを考えて、手動で打ち込めば アルペジエータにはないカッコいい表現が可能ですので、腕の見せ所だと思います。 ヒッジョーーに面倒ですが、こればかりはマウスとキーボードを酷使しなければどうにもなりません。 自分の使っているハイエンドマウスは7台目に突入しました。 キーボードのホームポジションの出っ張りも無いです。文字も薄いです。 スタジオデスクまで凹んできました。 そろそろ日本の地表に穴が空き、ブラジルの方々とお友達になれる頃でしょう。 パッドとベースを一緒に鳴らしてみると、こういう感じになります: ギター・パート 楽曲におらおらぁ感を与えるイカすパートです! バッキング・リード・コードといった構成にして、イケメンにします!! 男子力999999999999999999999999999999999%!!!! タフメンドラムと渋メンベースと一緒に鳴らすとこうなりました: シンセリフ・パート ユーロをユーロたらしめる超重要なパートです!! ぶっちゃけこのパートが完成したらユーロビートの33%は完成したようなものだと思います。
納得の行く状態になるまで妥協してはなりません!! この作業のおかげで自分は便秘になりました。 大学生の時には「男の人で便秘ってめずらしぃね〜」と女の子に言われコーラックをもらいました。 その後マイケル・ジャクソンの話で盛り上がりました(すんごくどうでもいい)。 シンセリフを鳴らすとこういう感じになります: この後さらに効果音や細かいパートを入れて、納得のいくパートを全部詰め込んだら、 一旦全部鳴らしてみましょう!どきどき。。 ![]() おわあああああああああ まるで、鯉の大群が腹を空かせて押し寄せた状態!!!!! このように、全くまとまりのない状態を、、、、 ![]() キリッ このように清く正しく整理整頓された状態に仕上げます! それは次回の "ミックス" の行程で詳しく解説したいと思いますッ!! では次回もお楽しみにッッ!! 2013-07-03追記 現在音源制作が渋滞状態で、こちらの更新が滞っておりますッッ!!!! ネタ切れではありませんw 制作行程紹介の次は音作りなどのコアな部分についてクローズアップして 行きたいと考えておりますので、Don't miss it!!! | |\ ー | |─\ / \ / 肉 \ | ____ ___ 、 | | ヽ● ノ| |ヽ● ノ | | / ヽ | | (●●) | | / /⌒\ \ | \ | ○ | / | \ \ _ / /| _/|  ̄  ̄ |\__ ※1 箱:クラブの俗称。箱での爆音はヤヴァイ爽快っす。 ※2 金物:ハイハットやシンバルなど、金属で構成された打楽器の総称。 金物屋さんには売っておりません。 ※3 909:有名ドラムマシン "TR-909" の俗称。実機は超レア品。 ※4 FM音源:Frequency Modulation(=周波数変調)の頭文字をとってFMと呼ばれる、音声合成方式。 シンセサイザーの仕組みの一種で、扱いは難しいが多彩な音色が作成出来る。 ※5 DX7:YAMAHAが1983年に発売したFM方式デジタルシンセサイザー。 当時にしては驚異的なパフォーマンスと圧倒的な低価格で一世風靡した製品である。 ※6 ヴォイシング:音の重ね方。コード(和音)というのは2つ以上の音が同時に重なって(鳴って) 構成されるが、その重ね方を決める事を言う。 ※7 クローズド・ヴォイシング:コードを構成する各音を隙間無く並べるヴォイシング方法。 分かりやすいコードにしたり、まとまった音として聞かせる事が可能だが 音が密集しすぎて埋もれたり、固まってしまう場合もある。 (対義語:オープン・ヴォイシング) 2013 - 05 - 06 - Mon 日夜鉄の拳を鍛えるべく、本日もユーロ山に昇り続けます!! 前回大まかな形は出来たので、今回は細かい音色など加えラフミックを制作します。 ・※1シーケンス・トラック ・ベル ・ストリングス シーケンス・トラック(俗にいうピコピコ音)は疾走感やノリを加える役目が大きいです。 ベルやストリングスは高域に艶やかな響きを与えたり メロディーを支えたりと使い方は色々あります。 後はイントロや※2インターリュードなど制作し 必要ならギター、効果音を付け加えます。 フルコーラスが完成しましたら、じっくりとミックス作業に入ります。 ラフミックスの時点ではヴォーカル以外※3エフェクターは ディレイなど最小限にとどめときます。 自分はその方が音像がぼけず音色の輪郭がつかみ易いからです。 以上、ここまでが1コーラス出来るまでの流れになります!! ※1シーケンス・トラック[sequence track]:シーケンサーに打ち込んだパターン(アルペジオなど) ※2インターリュード[interlude]:間奏または間奏曲のこと。 ※3エフェクター[effects]:電気信号化した音を加工し、変化させる機器。 以前のブログはこちら!! |