| 2013 - 10 - 04 - Fri 押忍!! ユーロビート制作の醍醐味といえば音色制作!! 前回はユーロで使用される代表的なベースを紹介しました。 今回は音色制作における基本をユーロ山的な目線からお話したいと思います。 なぜFM音源なのか!? 難しい理屈は後回しに結論から言うと... とにかく抜群にユーロと相性が良い!! それに尽きます。 もう少し具体的に話すとユーロのベース音色制作で 肝となるのが正弦波(サイン波)であります。 どんな音か?時報や聴力検査、試験電波で聴くあの音です。 FM音源の基本はこの正弦波に手を加えることで複雑な変化を作り出します。 太すぎず重すぎず!!ここがユーロと相性が良いのです。 次に音色制作において自分が基本としてる考え方を伝授したいと思います。 ベースの音色制作に限らず音の特徴は最初のアタックでほぼ決定します。 試しにどんな音色でもよいのでアタックだけ削ってみて下さい。 アタックがなければ一体なんの音色か判別は大変困難です。 日本を代表するシンセRoland D-50など音色のキャラクターを 決定づけるアタック部分のみ※1PCMを使用し、 それ以外は従来の矩形波やノコギリ波を組み合わせる ハイブリッド方式をとっています。 つまりアタックとその他の部分に分けて音色を分析します。 音色を自分なりの解釈で捕える。 人それぞれなのですが、音色の特徴を自分なりに解釈します。 前回その壱で紹介した音色の説明で、アタックが弾ける感じが特徴と書きました。 このように作りたい音色が丸っぽくてぷよぷよしてる、ビョンビョンしてるなど ただ漠然と聴くのではなく、自分なりに感じた表現で具体的に説明出来ると その為に必要なパラメーターが自ずと見えてきます。 参考までにWanna Be My Dream / あき で使用したベース音色を わかり易く単音で紹介します。 高音部にいくにつれてアタックの減衰が短くなるのがポイントです。 最後に今回書いた記事はあくまでも自分の個人的な意見であります。 なぜなら音色制作で一番厄介なのはこうでなくてはいけないという 固定観念が自ら可能性を狭めることです。 何を使おうが結果カッコよければそれで良し!! 以上をふまえ音色制作にのめり込みましょう!! 一度楽しさを知ってしまうと自分らのように その魔力から抜け出せなくなります。 とにかく諦めない!!くじけそうになったら片眉を剃り籠るべし!! ではまた次回!! ※1PCM:[pulse code modulation]アナログである音の信号をデジタル符号列に変換する方法のひとつ。 以前のブログはこちら!! |